2022年08月09日

表記にコダワる!

サンテレビ、朝の7時30分のアニメ枠が「科学忍者隊ガッチャマン」の終了によって、8日から「タイムボカン」に変わりました。
皆さんご存じのように「タイムボカン」のOP映像は前期版と後期版があり、DVDなどには一貫して後期版が使われれていました。(前期版は映像特典として収録)これは、前期と後期の変更時期が判明しないため、このような形にしている、とウィキなどに説明があります。
で、試しに第1話を録画して視聴確認したところ、キチンと前期版で放送されていたので、びっくりしました。「昭和アニメあるある」なのですが、放送素材の保存状態の関係で、後にブルーレイやDVDなどのソフト化をする際に、保存状態の良い物からマスターを作り、その素材が使いまわしされることが多いです。

例えば、無印の「天才バカボン」。初期の監督は吉川惣司さんで、OPクレジットにも「演出 吉川惣司」と表示されていたのですが、DVDなどは全て、吉川さん降板後の「演出 斎藤博 岡部英二」さん表記です。他には、当ブログで以前書いた東映・サンライズ制作の「未来ロボ ダルタニアス」。こちらも、前半の監督は長浜忠夫さん(OPクレジット表記は、総演出 長浜忠夫)ですが、やはりソフトや、現在の再放送素材は全て後期の「監督 佐々木勝利」さん表記に統一されています。ズイヨー映像の「小さなバイキング ビッケ」も、前半の監督は勝井千賀雄(「さすらいの太陽」の監督さん!)さんなのですが、やはり再放送やソフト素材は後期の「斎藤博」さん表記で一貫しています。
もっとヒドイのは「おじゃまんが山田くん」です。当時、アニメを制作していた会社が解散したりして、放送素材の管理がウヤムヤになってしまったらしく、放送当時のOPやED素材ではない形で、現在の再放送が行われていると聞きました。

スカパー有料チャンネルのAT-Xさんは、かつてはこの辺り(OP・EDの変更)にもこだわって放送していたみたいですが、現在は、「番組を配給する会社からの素材が全て」となっているみたいですね。せめて、安くないお金を出して購入するソフトには、もう少し「コダワリ」を持って欲しいと思うのですが。
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。